この工具は誰のだ?オラんだ・・・!というわけで,古典的なギャグをカマしつつブログが復活!(笑。
久々に紹介する工具は,つい最近オランダから輸入したこれ。
EastboundのMotoWinch
ちょっと前に,海外のアドベンチャーライダー界隈?で話題になっていた製品だ。これだけ見てもこれが何に使われる工具なのか全く想像が付かないと思う。しかし,バイクがフル装備で全重量300kg以上あるであろうアドベンチャーライダーにとっては、この工具が救世主となることは間違いないだろう。俺もこれを知ったとき、「そうか!この手があったか!」と感動したものである。で,これの使い方はというと・・・。
使い方はこんな感じ。
要は,つっかえ棒を介してウインチで引き上げる訳だ。これでモトウインチという商品名が理解出来たかと思う。
俺も以前に林道で,バイクが下り側に倒れ込んで起こすのに苦労した思い出がある。そんなに重くないバイクにもかかわらず,荷物が満載のバイクは掴む場所もないため容易には起こせなかった。まぁ,「色男,金と力は無かりけり・・・」なので?当然と言えば当然なのだが(笑。冗談はともかく,そのときは簡単に引き起こす工具があったら・・・と真剣に感じたものだ。ちなみに,上の写真で白い丸型の部品とその上のクサビ型の部品は両方ともオプションで,丸型の物はLoad spreader foot plateという地面へのめり込み防止プレート。クサビ型の物はビードブレーカーだ。ちなみに,ビードブレーカーは下のビデオのように使う。蛇足だが,このモトウィンチは決してサイドのパニヤケースに入れてはいけない。理由は?護得久栄昇先生ならこう言うだろう。「わかるよねぇ~!」(笑。
だって,入れたケース側に倒れたら出せないじゃん。
ビードブレーカーとタイヤプロセットの使い方
今回,どうせ送料は殆ど変わらないので,このビデオにも出てくるタイヤプロセットというタイヤレバーセットも一緒に輸入してみた。
向かって右側の上下がタイヤプロセット。上がリングスパナ2サイズ(自分のバイクのサイズを選択),とビードブレーカー(モトウィンチのビードブレーカーとは別物)。下がタイヤレバーヘッド2個と二段継ぎのハンドル2セットだ。左側のリングスパナ3個は別売りオプションのサイズである。要はこの5サイズの中から選択可能な2サイズがセットに含まれているのだ。ちなみに,サイズは17,22,24,27,32mmとなっている。
タイヤレバーはこんな感じ。
PBなどのスプーンタイプよりも若干厚みがある。材質はエアロスペーススペックのT6アルミニウムをフライス加工した物なので軽量で高強度。ほかのリングスパナやビードブレーカーも同じ材質である。
ビードブレーカー(左)とリングスパナ(右)
上で説明のとおりエアロスペーススペックのT6アルミニウム製。リング部は面接触っぽい加工がなされているが,面接触理論に基づいた加工ではなく,単に角を丸くしているだけだろう。蛇足だが,最新の物はメーカー名やサイズがレーザー刻印されているみたいだ。俺が注文したのは3月初旬だが,そのときのメーカーHP画像はレーザー刻印が無かったので,つい最近モデルチェンジしたのだろう。
差し込み部はこんな感じ。
何故かリングスパナにはOリングが付いておらず,ハンドルに差し込んでも下を向けると抜けてしまう。これは何か理由があるのだろうか?HPにあるレーザー刻印付きの現行機種も付いていないのだ。ちなみに,写真には載せていないがOリングのスペアが付属品として4本付いている。
、TIPTOPのタイヤパッチセットはオマケ
インボイスとかには何も書いていなかったが,最近は殆ど見かけないTIPTOPのパッチセットがサービスで?一緒に入っていた。蛇足だが,今でもこの製品はドイツ製だ。