俺は現在,アメリカ製で生き残っている工具を買い集めている。過去に,知らないうちにアメリカ生産ではなくなり買いそびれた製品は数知れず…!工具だけでなくアパレル,雑貨,家電製品など挙げて行くとキリがない…。気がついたときは台湾やチャイナ製に替わっていて悔しい思いをしたこと多数。「手に入れられるうちに手に入れておけ!」これが過去の経験から得た教訓である。さしずめ,当ブログをファン登録していただいているH氏のブログの題名をパクらせていただくならば「消えゆくアメリカンツールたちを追って」ということになろうか…(笑。
で,今回輸入した工具はこれ。
CTA Manufacturingの工具。
先日輸入したCentury DRILL & TOOL CO.のトルクスビットは「Made in Taiwan or the U.S.A」という謎の表示でアメリカ製かどうかもわからないような製品であったが,今回は紛れもない?アメリカ製である。E-TORX,T-TORX,TORX-PLUS,HEXの各ビットソケットのセットを輸入してみた。
各製品はこんな感じ。
仕上げは先日輸入したCentury DRILL & TOOLの製品と同じようなレベルでとても綺麗な仕上がり。USA刻印が光って?ます(笑。しかし,左から2番目のビットホルダーだけが無刻印。ホントに何も印字されていないノッペラボー?なのだ。
各Sq側はこんな感じ。
角の逃げ加工は無し。4面ディンプル加工。切削痕などは殆ど無くこちらの面も綺麗。この仕上げの感じはおそらく冷間鍛造品なのは間違いないだろう。これらはOEM品と推測されるが,形状から見て先日輸入したCenturyとは明らかに製造元が違うようだ。従来から持っているLISLE製品とも違う。LISLEは見るからに熱間鍛造品だ。
もちろん,MADE IN USA!
ただし,今回送られて来た製品はHEXが1996年,その他が2002年のコピーライトがクレジットされているから,最新の製品がアメリカ製で生き残っているかは定かではない。購入先は在庫品から発送しているみたいなので,買ったのは最近でも送られてきたのは置き古しの製品(要はデッドストック)だからだ。
今回は,それぞれの製品の説明文にMADE IN USAと書いてあったから注文したのであって,その表記が無ければ注文することはなかっただろう。オンラインカタログを見るとチャイナ臭が漂っているからなぁ。
余談ですが…!
蛇足だが,先日,某工具スレで俺のホームページは「工具の仕上げなどだけを重視して,性能や使い勝手などについては一切言及しておらず参考にならない」というような内容の厳しい評価?をいただいたのだが,工具は各人が使ってみないとわからないしそれぞれ感じ方も違うので,俺の場合その手の内容にはあまり言及しないように意識しています。「この工具はこんな感じでした。」という俺の記事を読んで各人がそれぞれの感性で判断していただけたらと思います。ただ,経験から言うと「仕上げの綺麗な工具は使いやすい」これだけはハッキリと言えます。面取りなどがキッチリなされた製品はメッキも剥がれにくいし,対象物にスパッと填める事が出来るし,何よりも製品に対するメーカーの姿勢がわかります。スナップオンやネプロスみたいにピカピカのメッキは要らないけど仕上がりの綺麗な工具が欲しい!これは俺が常に思っていることなのです…。