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Channel: ☆舶来工具について色々と語ろう☆
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CAROLUS

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先週,当ブログをご贔屓に?していただいている「ぐるオヤジ氏」のページでカロラスが話題になっていた。おぉ!このブランドがあったじゃないか!最近は国内に代理店が無くなりすっかり見なくなってしまったので持っていることすら?忘れていたのだった(苦笑。
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俺が持っているCAROLUSの工具
記憶が曖昧だが両方とも20年以上前に買った物だ。左はConterflex(カンターフレックス)という首振り角度が固定できるラチェットハンドル。右のセットはrast flex(現在はReadyflex(レディーフレックス)に名称変更)という同様に首振り角度が固定できるハンドルのセットだ。当時,どこのメーカーにも首振りラチェットはあったが,角度を固定出来る製品は殆ど無く,カロラスの製品は画期的だった。
 
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ハンドルはこんな感じ
当時,カロラスの日本総代理店は新潟のダイヤ精工。ここは「TOUGH」という当時ホームセンターではよく見かけたCPの高い工具を作る会社で,現在は国内向け工具の販売は中止している。そんな会社が,何故CAROLUSの代理店をやっているのか疑問だった?が,その後,色々と調べてみるとカンターフレックスの機構はダイヤ精工の井上氏が持つパテント(US PAT.471145)であることが判った。何のことはない。当時,カロラスのラチェットやソケットはダイヤ精工製だったのである。だから日本総代理店なのだ。もしかして,輸入元とは云いながら製造直販だったのかも?
 
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ところがっ!
レディーフレックスの方はドイツ製。
それもそのはず?,こちらの方はドイツの人がパテント(US PAT.4794829)を持っていたのだった…。
ちなみに,首振り角度を替える方法だが,カンターフレックスはゴム製のグリップを後ろに引きながら180度回す。そうすると首はフリーになるので任意の角度にして再びグリップを180度戻すと固定される訳だ。そして,レディーフレックスの方は赤いボタンを押したままにすると首がフリーになるので,そのまま任意の角度にしたらボタンを戻すと角度は固定される。
 
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ラチェットヘッドはこんな感じ。
差し込むラチェットヘッドはギヤレンチ系の製品が登場する一時代前の製品なので20歯。
現在ならばさらに小さいヘッド径でギヤ数も当然?72以上になるだろう。これも当然?ドイツ製である。
 
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パッケージはこんな感じ。
ロゴ自体は現行も同じで,旧ロゴという感じではないが,当時の表記はcaroLus technicというロゴになる。
ちなみに,現行はGEDORE傘下になっているのでcaroLusの後に「W」のようなGEDOREのマークが入る。
 
 

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