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Channel: ☆舶来工具について色々と語ろう☆
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GEDORE No.7

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今日ドイツから届いた工具…
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上の2本No.7Rがフラットタイプのワンウェイ。下の2本No.7URが13度オフセットのリバーシブルタイプだ。GEDOREはご存じの通り世界各国に工場を持つドイツの大手メーカーである。製品もインドや南アフリカなどが中心でドイツ製はあまり多くはない。その例に漏れず,かつてはのNo.7シリーズのギヤードレンチも台湾製でギヤテックのOEMと思われる物だった。 
 
ところがっ!
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MADE IN GERMANY!
 なんと!去年あたりからドイツ製になっていたのである。その事は俺もだいぶ前から知っていたのだが,ドイツのネットショップに売っていても品番が同じゆえドイツ製か台湾製か区別がつかず,購入に二の足を踏んでいた。eBayに安く出ていた物も殆ど売れ残りの台湾製だった。そして今回,そろそろ台湾製は完売した頃だろうと推測し,やっと購入に踏み切ったという訳なのだ(笑。
 
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このギヤードレンチは分解が可能???
さすがにギヤレンチやギヤテックなどの分解不可能なタイプは台湾パテントの関係で生産できないようだ。このGEDOREのメカニズムは,ラチェットハンドルなどと同じなのだろう。台湾製時代の7Rは全製品がギヤ数72だったが,現行品は72に届かず,15mm迄が52,それ以上が60となっており,7Rの30mm以上のみ72を確保している。しかし,唯一の?ドイツ製ギヤードレンチであることを考えるとこの製品は貴重な一品と言える。蛇足だが,他のドイツブランドのギヤードレンチは間違いなく台湾やチャイナ製だ。以前「ハゼットの物はドイツ製」というような事を書いているブログを見かけたこともあるが,ハゼットは間違いなくギヤレンチのOEMである。嘘だと思うならば切り替えレバーを見るといい。台湾リーウェイがパテントを持つギヤレンチと同じデザインだから…。そういえばWeraのジョーカーは台湾製だと思っていたらチェコ製だったな…。
 
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で,お決まりの分解(笑。
予想通り?ラチェットハンドルなどと同じ機構。止めているネジはTORX.。この12mmのレンチはT6を採用。
 
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この切り替えレバーは秀逸
先端の出っ張りが実にいい。ここに爪が掛かって切り替えがしやすいのだ。しかし,残念な事に切り替えのフィーリングは渋くてスムーズとは言えない。使い込んだら少しは良くなるのだろうか?
 
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しかし,やっぱりこれは残念!!
一番のウィークポイントはヘッドの大きさ。比較したのはアメリカ製のアームストロングなのだが,それより一回り大きい。やはり,ヘッドのコンパクトさでギヤレンチ系工具に敵わないのは仕方がない事なのだろうか…。
 
 
 
 
 

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